ヤマダイ食品が2020年よりスタートしたオンラインストアに対して、不可思議な声が寄せられている。「ポイントが勝手に増えている」というものだ。

そもそも、当のオンラインストアは商品ラインナップは立ち上がったばかりでまだまだ品数が少ない。また、2020年末に立ち上がったばかりであり、会員数も発展途上である。そこで、Dishes編集部ではオンラインストアの実態を調べるべく、新規に会員登録をし「ヤマダイ食品お惣菜お試しセット 其之二 」「オクラごま和え 【単品】 」「元気ナムル！国産小松菜【単品】 」「アボカド プレーン 【4個入り×3セット】 」の4品、総額4800円ほどの品物を購入した。まず、登録した段階で500円のポイントが加わる。商品購入時には1%がポイントとして加算される。まあここまでは通常である。一体「ポイントが勝手に増える」とは何なのか。。。

と、このオンラインストアには「スポーツ応援キャンペーン」あるお知らせがあることに気がついた。そこに記されている内容の真意に気づいた時に一気に理解することができた。ヤマダイ食品はスポーツ支援に積極的である。人を感動させ、幸せにすることができるスポーツの力に共感しているためだ。なんとス支援先には、かのロサンゼルス・エンゼルスがあり、今年MVPをとった大谷翔平選手とも交流が深い。他にも、ポルトガルのプロサッカーチーム　ポルティモネンセや、オランダリーグのプロサッカーチーム FCフローニンゲン、地元四日市のスポーツチームなどを支援している。で、なんとこのスポーツチームの勝敗や、応援している選手の活躍によって、このオンラインストアの会員にはポイントが配られるのである！

たとえば、

MLB118年ぶりに投手と打者の二刀流で出場
… 118ポイント付与

MLB100年ぶりに最多本塁打選手による先発登板
… 100ポイント付与

ロサンゼルス・エンゼルスが勝利！
… 10ポイント付与

といった具合である。つまり何も買っていなくても、スポーツチームや選手ががんばってくれることで、気がついた時には数千ポイントが勝手に貯まっているということなのだ。こうなると、ポイント付与率がうんぬんという話ではなく、もはやこのオンラインストアに登録しない理由がない、というレベルの話である。

この件についてヤマダイ食品会長の樋口氏は、

「ポイントをどんどん配ることで、ユニークなコミュニティが創出できないだろうかと思ってオンラインストアを立ち上げたのです。商品購入に使っていただけることはもちろんですが、地元のサッカーチームの会場などでも使えたりすれば、スポーツ観戦に出かけたり地域経済に貢献できると考えています。オンラインストアを、ヤマダイ食品を通した新しいリレーションの場として進化させていきたい。私たちはおいしい物が、幸せのタネになると考えている企業。このストアも、みなさんの幸せのタネにしてもらえれば本当に嬉しい。」

とのこと。ある意味において、どれだけ奇特なことをおっしゃっているか、みなさんお分かりか！？