食事を美味しく食べるためには、ちょっとした作法があります。
さて、その作法とは何でしょうか?今回は、弊社代表の樋口に聞いてみました。
まず、ひとつ質問です。
ふりかけって、なんのために存在すると思いますか?
私の考えでは——ふりかけは「美味しいお米をより引き立てるもの」ではなく、むしろ「そうでないお米を美味しく食べるためにあるもの」だと思うのです。
少し寿司の話をしようと思います。
美味しい寿司と聞いて、多くの人が「魚が美味しい寿司」を思い浮かべると思います。けれど、それは“寿司が美味しい”のではなく“ネタが美味しい”のです。
江戸前寿司のようにネタの魅力で成立する寿司も確かにありますが、いわゆる一流のお寿司屋さんはそれぞれシャリに特長があって、シャリを食べればどこの店の職人なのか分かるほどなんです。
では、ネタでもシャリでもなく『寿司として美味しいかどうか』と考えたことはありますか?
実はそういう寿司があって、5回ほど咀嚼をすると寿司として美味しいと分かるんです。
なぜ寿司の話をしたのかというと——同じことが「ふりかけごはん」にも言えるからです。
つまり、ただ「ごはんにふりかけをのせて美味しい」ではなく、「ふりかけごはんとして美味しい」という体験があるのです。
その世界を味わうために、私からひとつ提案があります。
米・・・10粒
胡麻・・・2粒
おかか・・・ひとつまみ
この割合で口に運んでみてください。

お米は、固すぎず、かといって粒が立たないくらいの柔らかさに炊くのがポイント。
15粒だと多すぎる、5粒だと少なすぎる。10粒前後がちょうどいいバランスなんです。——たったこれだけで、「ふりかけごはんとして美味しい」という、新しい世界が見えてくると思います。
同じ素材でも、食べ方ひとつで体験は大きく変わる。
これこそが、食を楽しむということ。
いつもの食事も、ちょっとした“作法”で、もっと楽しくなります。
ぜひ皆さんにも、この
『ふりかけごはんとしての美味しさ』を体験していただけたら嬉しいです。