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ヒーローになった社員たち -vol.2-

ヤマダイ食品は、アメリカメジャーリーグベースボールチームであるエンゼルスの公式スポンサーです。(関連記事はこちら→[特別記事]-Road to the First Pitch- 「100年目のプレイボール」)もちろん、この機会を社内の新しいモチベーション向上に活用しない手はありません。実は、公式スポンサーになると1年に1度、始球式を行う権利を手にするのです。そこで、1年で最も活躍した社員(ヤマダイ・オブ・ザ・イヤー)が始球式を行う場にし、メジャーリーグの雰囲気と、ヤマダイ食品がこれから見るべき景色を体感し、新たなモチベーションに変換していただく場にすることを実践しました。

vol.1 に引き続き、今回始球式に選ばれた社員は、東京事務所に勤務する現在 6 年目の営業の齋藤千恵さん。
2 年目になる直前から新型コロナウイルスの影響でテレワークが始まり、営業活動に制限がかかりました。しかし、慣れない環境の中でもベーカリー業態への営業に励み販路を広げるなど、彼女独自の営業方法で存在感を発揮しました。
また現在では外食・スーパーなど幅広い業態へ取り組む中で、新しい大口のお客様での採用獲得や新商品の開発へ携わるなど、会社へ大きく貢献してくれている社員の一人です。

更にプライベートでは野球好きな齋藤さん、社内で楽しげに野球トークをしている姿もしばしば見かけます。そんな彼女に、帰国後、指名された時の心境や当日の様子等を伺いました。

 

-始球式が決まった時はどんな心境でしたか?

6月頃、樋口に声をかけられて、「(始球式)投げるか?」と聞かれたんですが、私の他にもヤマダイ・オブ・ザ・イヤーに選ばれた方が 2人いたので、「なぜ私!?」というのが正直一番初めの心境でした。
理由を伺ったら、「3 人の中で一番初めに決まっていたから」ということだったんですけれど。
昔から純粋に野球は好きでしたし、始球式投げたいですって言って投げられるものではないので、ありがたいお話だなと思いました。

-評価された 2023 年度、どんな活躍があったのでしょうか?

正直どこを評価されたのかはっきりとは分からず難しいのですか、大きかったのは目立つ大口の新規があった事ですかね。あとはその一年間って、ほぼ毎月ヤマダイ・オブ・ザ・マンス(毎月最も活躍した社員を賞するもの)を頂いていたので、日々の動きも評価していただいたのかなと思います。
その年は、割とやったことがちゃんと売上になったというか、目に見えて成果が分かることが多かった気がします。

-始球式当日までに準備したことはありますか?

先輩社員と野球観戦をした後、バッティングセンターのストラックアウトに付き合ってもらって、ちょっとだけ教えてもらいました。その後 2 回ほど、自主的にバッティングセンターには行ったんですが、継続的には全然練習してなかったです。友人に始球式の事を話したら、「一生に一回のチャンスなんだから、ちゃんと投げろ!」と怒られて…さすがに練習しないと、と思って。渡米の 1 週間前くらいに友人につきあってもらい、マウンドまでの距離感を測ってキャッチボールをしました。
ただ1、2度ぐらいしか届かなくて…結局最後は気持ちだ!と思って、そのまま(LA に)行きました。

-投げる直前までどんな気持ちでしたか?

前回の土田さんは渡米中の最終日に投げたのでかなり緊張していたらしいのですが(前回の記事はこちら)、私は着いた次の日に投げたので、土田さんに比べるとだいぶ気楽に過ごせていたと思います。行ってすぐとか、飛行機に乗っているときも実感が無かったです。凄く不思議な感覚なんですけど、緊張もしなくて、アテンドしてくださる広告会社の方に「全然緊張していないですね」と言われましたね。球場に行き、場外でキャッチボールの練習をして、そのままマウンドに出ていきました。ずっと夢みたいな感覚で、投げたという感じもあんまりなく、実感がわかないまま終わりました。
緊張よりも楽しさの方が大きかったです。もともと野球が好きだからこそ、東京ドームとかの方が緊張していたかなと思います。自分に置き換えてみたときに、東京ドームで知らない会社の外国人が始球式に出てきても見ないと思うので、全然大丈夫だったんだと思います。誰も見ていない、と開き直ってたのかもしれないですね。ただモニターに自分の姿が映った時だけは、おお!っとなりました。

-渡米や始球式を経て変わった事はありますか?

もともと海外旅行は好きだし、大学でも食文化を学ぶ学科にいたので、やっぱり知らないところに触れるのは面白いなと思いました。樋口と現地のスーパーを 5 件くらい回って、文化や食文化の違いに触れることができたので、そこで感じた事を今後仕事にも活かしていかなくては、と思います。

-最後に、この経験を一言で表すと?

「一生に一度」に限るかな…
ありがたい、貴重な経験でした。特に両親が「頑張って良かったね。ご褒美だね。」と言って、とても喜んでくれました。

社員の一つのモチベーションでもある始球式、今後もヒーローになった社員を取材していきます!

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