営業は三者三様。
私が所属する広域営業部にとってのお客様は、メーカーから商品を仕入れ小売業者に販売する卸業者(以下、卸様)です。私たちはヤマダイ食品の商品をより多くの消費者の方に届けるために、卸様にコミュニケーションを取りヤマダイ商品の魅力を伝えます。私は3社ほどの食品商社様とそれぞれ異なる強みを持った卸様を担当しており、自ら積極的に提案するという営業のスタイルです。卸様を通して営業を行うこともあれば、直接店舗にお電話させていただいてヤマダイ食品の商品を売り込むこともあります。店舗の情報はホームページで検索して調べたり、卸様に「こんな商品があるんですけど、どういったユーザー(お客様)をお持ちですか」とご相談させていただくようにしています。
新卒で入社した会社なので他社のことはわかりませんが、ヤマダイ食品の営業は間違いなく三者三様と言えます。担当しているお客様の業種も、提案の内容も人それぞれで個人に委ねられています。そのため代表の樋口と役員に対する成果や業務の報告も、チームではなく一人一人行います。私は将来のことをじっくり考えて計画的に行動するよりも、いかに毎日を楽しく過ごすかを重視しているので、仕事の目標も遠くに設定するのではなく、今自分にできることを積み重ねてその結果と向き合うことで道を切り開いています。営業の仕事は自分が動いた分だけ、売り上げや評価がついてくるのでやりがいがあります。
自分の好きな文化を広げる。
ヤマダイ食品の強みは、商品が美味しいこと、そしてその強みを社員全員が理解している点にあると思います。材料を仕入れるところから生産まですべての工程を社内で手がけているので、味・品質ともに自信があります。またゼロから商品を生産できる設備があるおかげで、卸様の要望に沿った味を実現することが可能です。これまで、すでにある商品の塩分を控えめにして介護老人保険施設向けの商品を作ったり、具材を変えてオリジナル商品を作ってきました。この柔軟性を活かして幅広い提案ができるという点も、ヤマダイ食品の強みだと思います。
またヤマダイ食品には自分の好きなものや得意なことで、それぞれが力を発揮できる環境があると思います。私は入社してすぐに管理栄養士の資格を持っていたことから「介護老人保険施設向けに商品を開発してみよう」と樋口に声をかけられて新入社員の頃から開発に関わる機会をいただきました。パン作りが好きな営業は、パン屋さんへの営業に力を入れていて、どんどん新規開拓をしています。それを知った樋口もベーカリー協会に出向いて会社として販路を広げていこうとしており、ヤマダイ食品の文化がよく表れていると感じました。私自身、新入社員とは好きなものや得意なことの話をして「だったらこういうアプローチができるんじゃない」と提案するように心がけています。大きな目標は立てていませんが、この文化を広めることがひとつのモチベーションになっているかもしれません。