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ヤマダイ食品 カスタマーインサイト事業部 第2パーソナル開発営業チーム マネージャー 藤野亮真

繋がりがきっかけに。

食べ物に興味を抱いたのは、中学生の頃です。中学からはじめたサッカーで大きな怪我をしたとき、先輩から「こういう食べ物を食べた方がいいよ」と怪我を早く治すために体に良いもの教えてもらったことがきっかけです。その当時、自分が持っていた知識といえば「骨折したら牛乳を飲む」くらい。それまでは食べ物と体の繋がりを真剣に考えたことはありませんでしたが、このことをきっかけに食べ物に対する興味が生まれたのです。大学は理系の食品学科に入り、食品科学・食品工学・食品安全・食品機能について学びました。工場の生産設備(プラント)を作る勉強もしたのですが、それよりも人と接する営業の仕事に魅力を感じ、新卒でヤマダイ食品に入社しました。

現在は業務用のNB品の営業を担当しています。一部、市販用のPB品も担当していますが、外食産業系の企業様や介護老人保健施設様、スーパー様がメインのお客様になります。普段から利用するお店もあり、自分の営業次第ではお店のメニューに載ったりするのが純粋に嬉しく、大変なことも面白がりながら働いています。お客様とのコミュニケーションはもちろんですが、商品開発部に同期がいるので彼らとのやりとりも日常茶飯事です。お客様に提案するアイデアに意見をもらったり、納期や価格帯について相談して製造側のことを教えてもらったりと、頻繁に力を借りています。商品開発部の皆さんは、試作の能力もあり製造の知識も深いので、営業にとって欠かせないパートナーです。

 

バランスは模索中。

コロナ禍の約2年間は、ヤマダイ食品にとってよりチャレンジングな年だったと思います。売り上げを立てるために商品数を大幅に増やし、できる限りお客様の要望に応えることに努めました。その結果、新しい商品が生まれ販路が拡大した側面もありますが、営業としては在庫の確保と納期の調整に苦労しました。これは今に始まったことではありませんが、製造の効率化を図り在庫の数を安定させることと、お客様の幅広いニーズに応えることの双方のバランスを取ることはやはり容易ではありません。営業としては無尽蔵に商品を販売したいという想いもありますが、扱っているのが食品であり設備に限界がある以上、何を作り何を売っていくのかということを戦略的に考える必要があるとより強く感じました。

しかし効率と安定を優先することが、ヤマダイ食品の成長に繋がるとは考えていません。なぜならヤマダイ食品が最も大事にしているのは「おいしさ」であり、我々営業はお客様の求めている「おいしさ」の正体を捉え、その実現によって信頼関係を構築します。そのためヤマダイ食品が大きくなる過程で我々が考えなければならないのは、お客様にとってヤマダイ食品はどういった存在でありたいのかということ。売り上げを優先することで、ヤマダイ食品の強みが失われてしまっては本末転倒です。ヤマダイ食品は誰かの真似事を嫌うため、営業として何をすべきなのか時間をかけて考え行動していきたいと思います。

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