ヤマダイ食品のスタッフは、軒並み若いと言われます。それは、私たちがこの20年ほど、基本的に新卒採用だけしかしてきていないためです。これには哲学があります。結局、若者がその後の社会の主力になっていくことに違いはないという事実に基づいたものです。実際、弊社においても採用から5年、10年と経てば、素晴らしい戦力としてビジネスの最前線で活躍しているスタッフばかりです。
若者たちが考えること、触れる情報は、確かに社会を構成する大多数の年代の方々から見れば、未熟に見えることもあるでしょう。しかし、5年や10年が経てば、未熟だと思っていた感覚が、あっというまに社会の主流となっているということもそこかしこで起こっています。この事実を今一度しっかりと見つめながら、私たちヤマダイ食品は、常に社会の主流になっていく人たちだけで構成され、どんどん新陳代謝する会社になることを目指しているのです。
不思議なことに、明治維新期にしても、どんな歴史上の地域や国家にしても、近所の幼馴染たちがその後の世の中を変革し、革新し、統治していくようなことが何度も繰り返されています。これは、優秀な人間たちだけが社会を変革できるという側面だけではなく、勢いや熱量、共有できている文化的なパワーが噛み合い、さらにそこに運やタイミングなどが重なることによって、社会を変革しうる力になりうるという一面を表しているのではないかと思うことがあります。
私たちヤマダイ食品も、そうした存在になれないだろうかと思うことがあります。人にはすべて、ユニークで無限の可能性があるのだということと、法“人”にもまた同様の力が存在しているのだということを信じつつ、品質に変えていく体制を強化しながら、今日も“若い”ヤマダイ食品が前進していくのです。